労務・勤怠法令確認あり

運送業向け 拘束時間管理表テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全9項目

改善基準告示は、労働基準法とは別に、自動車運転者の拘束時間や休息期間について定めた基準です。2024年4月から改正後の基準が適用されています。

厄介なのは、日ごとの上限と月ごとの上限が両方ある点です。1日単位では収まっていても、月の合計で超えることがあります。逆に月に余裕があっても、1日の拘束が長すぎればそこで違反になります。

このテンプレートは、日々の始業・終業を入力すると拘束時間が積み上がり、月の合計が自動で見える形にしています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 改善基準告示の拘束時間を毎月集計している方
  • 手計算では追いきれなくなってきた方
  • 月の途中で上限に近づいているかを見たい方

どのような場面で使いますか

日々の拘束時間を記入し、月ごとに集計します。月末にまとめて計算するより、日々積み上げる方が上限の管理がしやすくなります。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 日付
  • 始業時刻
  • 終業時刻
  • 拘束時間(h:mm)
  • うち運転時間
  • うち休憩時間
  • 前日終業からの休息期間
  • 月累計拘束時間
  • 備考

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

拘束時間管理表.xlsx — 記入例の一部
拘束時間管理表 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年月2026年8月
日付始業 時刻終業 時刻拘束時間 (h:mm)うち運転 時間うち休憩 時間前日終業から の休息期間月累計 拘束時間備考
8/3(月)6:0017:4011:407:301:3011:40
8/4(火)6:0019:1013:108:401:2012:2024:5013時間超(週2回以内で管理)
8/5(水)6:0016:5010:506:501:3010:5035:40
8/6(木)7:0018:0011:007:101:4014:1046:40
説明記入用記入例A4印刷用

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。事業所名・年月・運転者名などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)は、2024年4月1日から改正後の基準が適用されています。トラック運転者の拘束時間・運転時間・休息期間について上限等が定められています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

拘束時間管理表で見る数値

拘束時間管理表で見る数値は、次のとおりです。

  • 1日の拘束時間 — 始業から終業までの時間(休憩を含む)
  • 休息期間 — 前日の終業から当日の始業までの間隔
  • 運転時間 — 実際にハンドルを握っていた時間
  • 月の拘束時間合計 — 日々の積み上げ

拘束時間は「働いた時間」ではなく「拘束された時間」です。休憩も待機も含みます。ここを労働時間と混同すると、集計が合わなくなります。

休息期間は前日の終業とつながっている

休息期間は、前日の終業時刻と当日の始業時刻の差です。1日単位で完結しないため、表を日付順に並べておく必要があります。行を並べ替えると計算が崩れるので、このテンプレートでは日付順の固定を前提にしています。

改善基準告示の基準の数値について

改善基準告示には、1年・1か月の拘束時間、1日の拘束時間、休息期間、運転時間、連続運転時間などについて、それぞれ上限や下限が定められています。労使協定によって扱いが変わる部分もあります。

数値をこのテンプレートに固定で埋め込んでいないのは、協定の有無で運用が変わるためです。自社に適用される基準は、厚生労働省の資料および所管の労働基準監督署でご確認のうえ、管理表の目安欄に記入してお使いください。

拘束時間管理表と運転日報をつなげる

始業・終業の時刻は運転日報の出庫・帰庫時刻とは一致しません。出庫前の点呼や点検、帰庫後の荷卸や日報作成の時間も拘束時間に含まれるためです。日報の時刻をそのまま転記すると、拘束時間が短く出ます。

月をまたぐ運行の拘束時間の扱い

泊まりの運行が月末にかかると、拘束時間をどちらの月に計上するかで迷います。

始業した日の月に計上するのが基本的な考え方です。8月31日に出庫して9月1日に帰庫した運行は、8月の拘束時間になります。当日の始業を空欄にして二重計上を避ける点は、出勤簿と同じです。

月末に長距離の運行を入れると、その月の拘束時間が跳ねます。月の後半で累計が上限に近づいているなら、月またぎの長距離は翌月頭に回すという判断が、配車の段階でできます。

拘束時間の超過に週の途中で気づく

月末に集計して超過に気づいても、もう手を打てません。この表の月累計の列は、毎週金曜に見ることを想定しています

目安として、月の上限が284時間なら、第1週末で71時間、第2週末で142時間。これを超えていたら、残りの配車を組み替える余地がまだあります。

拘束時間管理表に数値を固定で入れていない理由

改善基準告示の上限は、労使協定の有無によって適用される数値が変わる部分があります。テンプレートに数値を埋め込むと、自社に合わない基準のまま運用される危険があります。

ヘッダーに「適用する上限(自社記入)」の欄を設けてあるので、確認した数値をそこに書いてお使いください。確認先は厚生労働省の資料および所管の労働基準監督署です。

よくある質問

集計は自動で行われますか。

拘束時間・休息期間・月合計の列に計算式を入れてあります。始業・終業の時刻を入力すると自動で計算されます。式を消してしまった場合は、記入例シートの同じ列から貼り直してください。

自社に適用される上限が分かりません。

労使協定の有無によって扱いが変わる部分があります。所管の労働基準監督署、または厚生労働省が公開している改善基準告示の資料でご確認ください。

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