労務・勤怠法令確認あり

運送業向け 賃金台帳テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全15項目

賃金台帳は、給与明細とは別のものです。明細は本人に渡す紙、台帳は事業場が備える記録です。給与ソフトを使っていれば出力できることが多いのですが、手計算で回している事業所ではこの様式が要ります。

運送業でつまずくのは、賃金の構成が複雑になりやすい点です。基本給に加えて、運行距離や売上に応じた歩合給、無事故手当、宿泊を伴う運行の手当。これらを1つの「諸手当」に丸めてしまうと、後から内訳が追えません。

このテンプレートは、運送業でよく使われる手当を列として分けています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 歩合給や手当が複雑で台帳を作りにくい方
  • 労働日数や労働時間まで記載する必要があると知った方
  • 出勤簿から賃金台帳への転記を楽にしたい方

どのような場面で使いますか

賃金を支払うたびに記入します。出勤簿の締め日と賃金の締め日を揃えておくと、転記がそのまま使えます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 賃金計算期間
  • 労働日数
  • 労働時間数
  • 時間外時間数
  • 休日時間数
  • 深夜時間数
  • 基本給
  • 歩合給
  • 時間外手当
  • 無事故手当
  • 宿泊手当
  • その他手当
  • 総支給額
  • 控除計
  • 差引支給額

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

賃金台帳.xlsx — 記入例の一部
賃金台帳 【記入例】
事業場名○○運輸株式会社 東京営業所
氏名山田 太郎
賃金計算期間労働 日数労働 時間数時間外 時間数休日 時間数深夜 時間数基本給歩合給時間外 手当無事故 手当宿泊 手当その他 手当総支給額控除計差引 支給額
2026年8月分19186:2038:400:006:20260,00048,50072,30010,0006,0000396,80068,420328,380
2026年7月分21198:1044:108:009:40260,00052,10084,60010,00012,0000418,70072,110346,590
2026年6月分20190:4040:400:007:10260,00045,80076,20010,0006,0000398,00068,900329,100
2026年5月分19181:2035:200:005:30260,00041,20065,400000366,60064,300302,300
説明記入用記入例A4印刷用

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 15 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。事業場名・氏名・性別などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 労働基準法第108条は、事業場ごとに賃金台帳を調製し、賃金計算の基礎となる事項および賃金の額その他厚生労働省令で定める事項を、賃金支払のつど遅滞なく記入することを求めています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

賃金台帳に記入する事項

賃金台帳に記入すべき主な事項は次のとおりです。

  • 氏名、性別
  • 賃金計算期間
  • 労働日数、労働時間数
  • 時間外労働・休日労働・深夜労働の時間数
  • 基本給、手当その他賃金の種類ごとの額
  • 控除の項目と額

時間外・休日・深夜の時間数を分けて書くのが要点です。まとめて「残業○時間」とすると、割増率が違うものが混ざります。

歩合給がある場合の賃金台帳

運送業では歩合給(出来高払制)が使われることがあります。この場合、割増賃金の計算方法が固定給とは異なります。歩合給部分の割増率の考え方は固定給と同じではないため、計算を自社で組んでいる場合は、一度、社会保険労務士または労働基準監督署に確認することをおすすめします。

テンプレートは金額を入れる箱を用意しているだけで、割増の計算式は入れていません。式を入れると、自社の制度と合わないまま使われる危険があるためです。

賃金台帳の保存

賃金支払のつど、遅滞なく記入します。保存期間は法改正の経過措置が関わるため、最新の取り扱いを所管の労働基準監督署にご確認ください。

賃金台帳と出勤簿の関係

労働日数と労働時間数は出勤簿から転記します。両者の数字が食い違っていると、どちらが正しいのか分からなくなります。月末に突き合わせる手順を決めておいてください。

賃金台帳と給与明細の関係

明細は本人に渡す紙、台帳は事業場が備える記録です。同じ数字を2か所に書くことになりますが、役割が違います

給与ソフトを使っていれば台帳を出力できることが多く、その場合はこの様式は不要です。手計算で回している、あるいはソフトの出力に労働時間数が入っていない、という場合にこの表を使ってください。

明細の控えを台帳として扱う運用も見られますが、労働時間数の記載が抜けていることが多いので、確認が必要です。

手当を支給しなかった月の書き方

無事故手当のように、条件によって支給しない月がある手当は、0と書いて備考に理由を残してください。 空欄にすると、支給し忘れたのか条件を満たさなかったのかが分かりません。

配布ファイルの記入例には、事故により無事故手当を支給しなかった月を入れてあります。

賃金台帳が年度をまたぐとき

この様式は1人1年度分を1枚にしています。年度が変わったらシートをコピーし、氏名と年度だけ書き換えてください。前年度分は編集しない、と決めておくと記録が守れます。

よくある質問

給与明細の控えで代用できますか。

賃金台帳に必要な事項がすべて記載されていれば、明細の控えを台帳として扱う運用も見られます。ただし労働時間数の記載が抜けていることが多いため、確認が必要です。

役員も作成が必要ですか。

労働者に該当しない役員は対象外です。使用人兼務役員など判断が分かれる場合は労働基準監督署にご確認ください。

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