安全・事故対応法令確認あり

運送業向け アルコールチェック記録簿テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年9月15日 / 全12項目

運送事業者(緑ナンバー)では、点呼の際にアルコール検知器を使って酒気帯びの有無を確認します。これは白ナンバーの安全運転管理者制度とは別の枠組みで、以前から求められているものです。

記録は点呼記録簿に含めることもできますが、測定値まで含めると点呼記録の列が増えすぎるため、実務では別冊にしている事業所も多くあります。このテンプレートは、その別冊にあたるものです。

保存期間は1年間。点呼記録と同じ期間です。

アルコールチェック記録簿(Excel・PDF)を無料でダウンロード

会員登録は不要です。下のフォームを送信すると、その場でExcelのダウンロードが始まります。PDFも同じ画面から取得できます。

このテンプレートは誰向けですか

  • 検知器を使ったアルコールチェックを毎日記録している方
  • 直行直帰の乗務員の記録方法に迷っている方
  • 記録の保存期間を確認したい方

どのような場面で使いますか

乗務前と乗務後の確認のたびに記入します。点呼記録簿と一体で運用している事業者も多い書類です。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 日付
  • 運転者名
  • 車両番号
  • 【乗務前】時刻
  • 【乗務前】測定値(mg/L)
  • 【乗務前】判定
  • 【乗務後】時刻
  • 【乗務後】測定値(mg/L)
  • 【乗務後】判定
  • 確認方法
  • 確認者
  • 備考

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

アルコールチェック記録簿.xlsx — 記入例の一部
アルコールチェック記録簿 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年月2026年8月
検出されたときにすること(測る前に読む)
なし(0.00) … そのまま乗務させる。数値は「なし」ではなく0.00と書く。
測り直す … うがいの直後、口内洗浄剤、測り方の誤りが疑われるとき。時間を置いてもう一度測り、2回目の数値も残す。
検出 … 数値にかかわらず乗務させない。交代の要員を手配し、下の記録に書く。
数値の大小で判断を変えない。検出されたら乗務させない。
測り直したときは、1回目の数値を消さない。2回目を別の行に書く。
検知器は月1回、動作を確かめる。確かめた日と実施者を備考に残す。動かない検知器で測った記録は、記録として成り立たない。
乗務させなかった件は、交代要員の手配と、本人が乗務に戻った日まで書く。
日付運転者名車両番号【乗務前】 時刻【乗務前】 測定値(mg/L)【乗務前】 判定【乗務後】 時刻【乗務後】 測定値(mg/L)【乗務後】 判定確認方法確認者備考
8/3山田 太郎品川100か12-346:200.00なし17:150.00なし対面佐藤
8/4山田 太郎品川100か12-346:150.00なし18:450.00なし対面佐藤
8/5鈴木 次郎品川100か56-785:500.00なし19:200.00なし電話佐藤宿泊運行のため携帯型検知器を使用
8/6山田 太郎品川100か12-346:300.00なし15:550.00なし対面佐藤
説明記入用記入例A4印刷用

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 18 KB
更新日2026年9月15日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。事業所名・年月・使用検知器などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 貨物自動車運送事業輸送安全規則第7条は、点呼において酒気帯びの有無を確認することと、アルコール検知器を用いること、その記録を1年間保存することを求めています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

アルコールチェック記録に残す内容

アルコールチェック記録に残す内容は、次のとおりです。

項目書き方
確認の日時乗務前・乗務後それぞれの時刻
運転者氏名
測定値mg/L の数値(0.00 を含む)
判定検出の有無
使用機器検知器の型番・管理番号
確認者実施した者の氏名
確認方法対面/それ以外(電話等の場合はその旨)

アルコールチェックの結果は数値で書く

測定値が0.00でも、数値を書くことをおすすめします。「なし」だけの記録は、実際に測定したのか目視だけだったのかが後から判別できません。

アルコール検知器の管理もあわせて行う

検知器は、常時有効に保持することが求められています。故障していない状態を保つということです。テンプレートのヘッダーに使用機器の欄を設けているのは、どの機器で測ったかを記録に残すためです。

機器の点検・校正の記録は、この表とは別に管理してください。機器を交換したときは、ヘッダーの型番を更新します。

アルコールが検出されたときの記録

数値が検出された場合は、当然ながら乗務させません。テンプレートの備考欄には、乗務させなかったことと代替の措置(交代要員の手配など)を記録します。数値だけ残して処置が書かれていないと、記録としては不完全です。

配布ファイルの記入例には、検出された日の行を1行入れてあります。何をどこまで書けば記録として成立するかは、文章で説明されるより実例を見た方が早いためです。

アルコール検知器そのものの管理記録

この表は「測った結果」の記録です。検知器が正しく動いていたかは別に残す必要があります。最低限、次の3つです。

  • 動作確認をした日と実施者(月1回など、周期を決める)
  • センサーの交換・校正をした日
  • 機器を入れ替えた日と、新旧の管理番号

「常時有効に保持する」とは、壊れていない状態を保つということです。壊れていなかったことを示せるのは記録だけです

直行直帰・宿泊運行のアルコールチェック

営業所に立ち寄らない運行では、携帯型の検知器を携行させ、電話等の方法で点呼を行う運用が一般的です。

このとき残すのは測定値だけではありません。確認の方法(対面ではなかったこと)と、どの検知器を使ったかです。営業所据置の機器と携行機器が混在すると、どちらで測ったか分からなくなります。

具体的にどのような方法が認められるかは運用の判断が入るため、所管の運輸支局に確認しておくことをおすすめします。

検出されたとき、乗務させていいのか

数値が出たときに迷わないよう、この様式では判定の付け方を表の中(見出しの上)に置いています。

判定状態そのときすること
なし(0.00)検出されないそのまま乗務させる
測り直すうがい直後・洗浄剤・測り方の誤り時間を置いて測り直し、2回目も残す
検出数値が出た乗務させない。交代の要員を手配する

数値の大小で判断を変えません。基準を下回っているから、という運用を始めると、どこまでなら良いのかが人によって変わります。

測り直したときは、1回目の数値を消しません。2回目を別の行に書きます。消せる記録は、記録として意味がなくなります。

検知器が動いていることを、どこで確かめるか

検知器は月1回、動作を確かめ、確かめた日と実施者を備考に残します。動かない検知器で測った記録は、記録として成り立ちません

表の下には「異常があったときの記録」を置いています。検出された数値、乗務させたかどうか、交代要員の手配、確認者と乗務に戻した日までを1行でたどれます。

よくある質問

直行直帰の場合はどうすればよいですか。

対面での確認ができない場合の取り扱いは、点呼の実施方法と一体で判断されます。携帯型の検知器を携行させる運用が一般的ですが、具体的な運用は所管の運輸支局にご確認ください。

点呼記録簿と二重に書くことになりませんか。

点呼記録簿の酒気帯び欄に測定値まで記入すれば、この記録簿は不要です。列が多くなりすぎる場合や、乗務員数が多い事業所での集計を優先する場合に、こちらを併用してください。

関連するテンプレート

関連する記事