運送業向け スキルマップテンプレート
有資格者一覧が「持っているか/持っていないか」の表なら、スキルマップは「どれだけ任せられるか」の表です。
資格があっても、初めての荷主・初めての車種では時間がかかります。逆に資格が要らない仕事でも、慣れている人とそうでない人で30分違います。この差は配車を組む人の頭の中にありますが、その人が休むと会社から消えます。
4段階で書き出すだけで、配車の判断と教育の計画が同じ紙の上に乗ります。
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このテンプレートは誰向けですか
- 誰がどの車両・どの荷物を扱えるか整理したい方
- 配車を特定の人に頼りきりになっている方
- 教育の計画を立てる材料が欲しい方
どのような場面で使いますか
半年から1年に一度、見直して更新します。空欄が集中している列が、次に育てる領域になります。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 氏名
- 4t
- 大型
- トレーラ
- 冷凍車
- 手積み手降ろし
- パレット荷役
- フォークリフト
- 首都圏
- 長距離(泊)
- 夜間
- ○○商事
- △△物流
- 次に伸ばす項目
Excel画面のプレビュー
実際のファイルの記入例シートです。
| スキルマップ 【記入例】 | |||||||||||||
| 事業所名 | ○○運輸株式会社 東京営業所 | ||||||||||||
| 作成日 | 2026年8月21日 | ||||||||||||
| 氏名 | 4t | 大型 | トレーラ | 冷凍車 | 手積み 手降ろし | パレット 荷役 | フォーク リフト | 首都圏 | 長距離 (泊) | 夜間 | ○○商事 | △△物流 | 次に伸ばす項目 |
| 山田 太郎 | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | 冷凍車を◎に |
| 鈴木 次郎 | ◎ | ○ | — | △ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | トレーラ(2027年度に免許取得) |
| 田中 三郎 | ○ | — | — | — | ○ | ○ | ○ | ◎ | — | △ | △ | — | 中距離の同乗研修 |
| 高橋 四郎 | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ◎ | ◎ | 教育担当として指導の型を作る |
ファイル形式
| 形式 | Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc |
| 用紙 | A4に収まるよう印刷範囲を設定済み |
| シート | 説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Excel 約 14 KB |
| 更新日 | 2026年8月21日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 上部の基本情報を埋めます。事業所名・作成日・評価などの欄を先に入れてください。
- 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
- 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
- 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
- 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。
カスタマイズ方法
- 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
- A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。
利用上の注意
- スキルマップは法令で定められた書類ではありません。運転者に対する指導・監督の計画を立てる際の材料として使えます。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
スキルマップの評価は4段階にする
3段階だと真ん中に寄り、5段階だと迷います。4段階が続きます。
| 記号 | 意味 |
|---|---|
| ◎ | 一人でできる。人に教えられる |
| ○ | 一人でできる |
| △ | 補助があればできる |
| — | 未経験 |
◎と○を分けるのが要点です。 ◎が1人もいない項目は、教える人がいないということなので、外部の研修か、他営業所からの応援が要ります。
スキルマップの項目に何を置くか
運送業なら、この4系統で足ります。
- 車種 … 4t・大型・トレーラ・冷凍車・ウイング
- 荷役 … 手積み手降ろし・パレット・フォークリフト・バンニング
- エリア … 首都圏・関東近県・中距離・長距離・夜間
- 荷主対応 … 主要荷主ごとの手順(検品の作法・伝票・入場ルール)
荷主対応を入れておくのが実務的です。 「○○商事は初めてだと入場で迷う」といった知識は、資格でも車種でもありませんが、確実に時間差になります。
スキルマップの使い方は2つ
スキルマップの使い方は、配車と育成の2つです。
配車を組むときです。 縦(項目)に見て、○以上が何人いるかを確認します。1人しかいない項目は、その人が休むと止まります。
教育の計画を立てるときです。 横(人)に見て、△が並んでいる人に何を先に教えるかを決めます。乗務員教育記録簿の年間計画に、そのまま反映できます。
スキルマップは半年に一度、本人と見る
評価表ではないので、点数を付けて終わりにしないでください。本人と一緒に見て、次の半年で何を◎にするかを決めるのが目的です。
△が○になった項目に日付を書いておくと、成長が記録として残ります。
よくある質問
評価や賃金と連動させてもいいですか。
連動させると、正直に△と書けなくなります。まずは配車と教育のための表として運用し、処遇に使うかどうかは別に決めることをおすすめします。
何人くらいから必要ですか。
5人を超えたあたりから、配車を組む人の記憶では追えなくなります。10人を超えると、担当者が変わったときの引き継ぎに不可欠です。