安全・事故対応法令確認あり

運送業向け 事故報告書テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年9月15日 / 全20項目

事故が起きたとき、やることは大きく3つに分かれます。現場の対応行政への報告社内の記録です。

この報告書は3つ目、社内の記録にあたるものです。輸送安全規則は、事故の記録を作成し3年間保存することを求めています。日報(1年)よりも長い期間です。

行政への報告が必要な事故(自動車事故報告規則に該当するもの)については、別途、定められた様式での報告書提出が必要になります。この社内記録はその下書きにもなります。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 事故が起きて社内の記録を作成している方
  • 再発防止策まで含めて1枚に残したい方
  • 3年間の保存が必要な記録の形を決めたい方

どのような場面で使いますか

事故が発生した直後に、事実を時系列で記入します。運輸支局への報告が必要な場合は、その下書きとしても使えます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 発生日時
  • 発生場所
  • 運転者
  • 車両
  • 積載状況
  • 天候・路面
  • 事故の類型
  • 発生状況(事実)
  • 相手方
  • 負傷者
  • 車両の損傷
  • 警察への届出
  • 荷主への連絡
  • 保険会社への連絡
  • 行政報告の要否
  • 要因の分析
  • 再発防止策
  • 分析の記入日・記入者
  • 再発防止策を実施した日
  • この件の完了日・確認した人

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

事故報告書.xlsx — 記入例の一部
事故報告書(社内記録) 【記入例】
報告書番号2026-014
作成日2026年8月14日
この用紙の使い方(書き始める前に読む)
「発生状況(事実)」には、見たこと・起きたことだけを書く。判断と推測は「要因の分析」に分けて書く。
上から3つの区画に分かれている。区画ごとに書く人と、書く時期が変わる。
当日は①と②だけ埋めればよい。要因の分析と再発防止策は落ち着いてから、1週間以内に書く。
ドライブレコーダーの映像は上書きされる前に保存する。帰庫後すぐに保存する手順を決めておく。
「分析の記入日」が空のままの報告書は、まだ終わっていない。月に一度、空欄だけを数える。
区分記入欄
① 何が起きたか(当日、その場で分かることだけ書く)
発生日時2026年8月13日(木)15時20分ごろ
発生場所東京都○○区○○ 3丁目 国道○号 ○○交差点
運転者山田 太郎(乗務歴8年)
車両品川 100 か 12-34(日野 レンジャー/最大積載量3,000kg)
説明記入用記入例A3印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A3に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A3印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年9月15日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。報告書番号・作成日・作成者などの欄を先に入れておくと、後から探すときの手がかりになります。
  2. 項目を上から順に埋めます。記入例シートに書き方の例が入っています。
  3. 該当しない項目には「該当なし」と入れます。空欄のままだと、書き忘れなのか該当が無いのかが後から判別できません。
  4. 提出前に日付と氏名を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
  5. 控えを保存します。ファイル名に日付を入れておくと、後から経過を追えます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A3印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 貨物自動車運送事業輸送安全規則第9条の2は、事故が発生したときに、その概要等を記録し3年間保存することを求めています。また、自動車事故報告規則に該当する事故は、国土交通大臣への報告書提出が別途必要です。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

事故報告書で発生直後に埋める欄と後から埋める欄

事故の直後に正確に埋められるのは、日時・場所・当事者・車両・警察への届出までです。原因の分析と再発防止策は、落ち着いてから記入します。

テンプレートを上から順に「事実」→「対応」→「分析」の順で並べているのは、この順序で埋まっていくからです。分析欄が空のまま提出される報告書が最も多いので、記入日と記入者の欄を分析ブロックにも設けています。

事故報告書では事実と推測を分けて書く

「相手が飛び出してきた」は推測が混じった書き方です。「交差点に進入した際、右方向から進行してきた自転車と接触した」が事実の記述です。

社内記録が後から保険会社や荷主に共有されることもあるため、事実の欄には見たことだけを書き、判断は分析の欄に分けて書きます。

行政への事故報告が必要になる場合

自動車事故報告規則に定める事故(死傷者を伴うもの、車両の転覆・転落・火災、危険物の漏えい、運転者の疾病により運行を継続できなくなったものなど)に該当する場合は、国土交通大臣への報告書提出が必要です。重大なものは速報も求められます。

該当するかどうかの判断は事故の態様によるため、発生したら早い段階で所管の運輸支局に確認してください。この社内記録に「行政報告の要否」欄を設けているのは、その確認を忘れないためです。

事故報告書の保存期間は3年

事故報告書の保存期間は、3年間です。

事故に関係した日の運転日報は保存期間が1年なので、事故記録と一緒に控えを残しておくと、後から経緯を追えます。

事故が起きたときの連絡の順番を決めておく

事故の直後は、運転者も管理者も冷静ではありません。順番を先に決めて、掲示しておいてください

  1. 負傷者の救護と危険防止(これが最優先。他はすべて後)
  2. 警察へ届出(届出をしないと事故証明が出ず、保険の手続きが進まない)
  3. 営業所へ連絡(運行管理者が次の判断をする)
  4. 荷主へ連絡(積荷の状態と、配送の遅れの見込み)
  5. 保険会社へ連絡

3と4を逆にすると、荷主から会社に連絡が来て、会社が把握していない状態になります。運転者が最初に電話するのは営業所、と決めておいてください。

事故の現場で残しておくもの

後から集められないものがあります。可能な範囲で、その場で残すよう指導しておきます。

  • 相手方の氏名・連絡先・車両番号・保険会社
  • 現場の写真(双方の損傷、位置関係、路面と信号)
  • 目撃者がいれば連絡先
  • ドライブレコーダーの映像(上書きされる前に保存する)

映像は放っておくと消えます。 帰庫後すぐに保存する手順を決めておいてください。

事故報告書の分析欄を空にしない

要因の分析と再発防止策は、落ち着いてから書きます。だからこそ書き忘れます。テンプレートに記入日と記入者の欄を分けて設けているのは、いつまでに埋めるかを決めるためです。目安は1週間以内です。

当日はどこまで書けばよいか

事故のあった日に全部を書き切ることはできません。この様式は、上から3つの区画に分かれています。

区画内容書く時期
何が起きたか(事実)当日
届出・荷主・保険・行政への連絡当日
要因の分析と再発防止策1週間以内

当日は①と②だけ埋めれば出せる形にします。全部埋まらないと出せない様式にすると、提出そのものが遅れます。

終わっていない報告書を見つける

いちばん下に「再発防止策を実施した日」と「この件の完了日・確認した人」の欄を置いています。

分析の記入日と完了日が空のものは、まだ終わっていない報告書です。月に一度、空欄の件数を数えるだけで、止まっているものが分かります。作成者・運行管理者・安全統括管理者の欄も、いちばん下にあります。

よくある質問

物損のみの軽微な事故も記録が必要ですか。

輸送安全規則が求める事故の記録は、その範囲が定められています。判断に迷う場合は記録しておく方が安全です。行政への報告が必要かどうかは別の基準になるため、所管の運輸支局にご確認ください。

1件につき1ファイルですか。

このテンプレートは1件1枚の様式です。年度ごとにフォルダを分けて保管し、件数が多い場合は別途一覧表を作ると管理しやすくなります。

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