運送業向け 安全管理規程テンプレート
安全管理規程は、一定の規模を超える運送事業者が定め、届け出る文書です。事業用自動車の保有台数が基準を超えると、規程の作成と安全統括管理者の選任が求められます。
規程で問われるのは、書いたことが実際に回っているかです。目標を立て、計画を作り、実施し、監査して見直す。この一巡が規程に書かれていて、記録も残っていることが求められます。
このテンプレートは、その一巡が読み取れる形に条を並べたものです。
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このテンプレートは誰向けですか
- 運送業で安全・事故対応の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
安全・事故対応の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 事業者名
- 制定日
- 安全統括管理者
- 第1条(目的)
- 第2条(輸送の安全に関する基本的な方針)
- 第3条(輸送の安全に関する目標)
- 第4条(輸送の安全に関する計画)
- 第5条(安全統括管理者)
- 第6条(安全管理体制)
- 第7条(情報の伝達及び共有)
- 第8条(事故等の報告及び是正)
- 第9条(教育及び訓練)
- 第10条(内部監査)
- 第11条(規程の見直し)
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 安全管理規程 【記入例】 | |
| 事業者名 | ○○運輸株式会社 |
| 制定日 | 令和8年4月1日 |
| 安全統括管理者 | ○○ ○○(取締役) |
| 前文 | この規程は、貨物自動車運送事業法の規定に基づき、○○運輸株式会社(以下「当社」という。)における輸送の安全を確保するため… |
| 見出し | 内容 |
| 第1条(目的) | この規程は、当社の輸送の安全を確保するために必要な体制を整備し、その運営を適切に行うことにより、事故の防止を… |
| 第2条(輸送の安全に関する基本的な方針) | 当社は、輸送の安全の確保が事業経営の根幹であることを深く認識し、社員一丸となって輸送の安全の確保に努める。 |
| 第3条(輸送の安全に関する目標) | 当社は、毎事業年度の開始前に、輸送の安全に関する目標を定める。 |
| 第4条(輸送の安全に関する計画) | 当社は、前条の目標を達成するため、毎事業年度、輸送の安全に関する計画を作成する。 |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 10 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- 貨物自動車運送事業法は、一定規模以上の一般貨物自動車運送事業者に対し、輸送の安全を確保するための事業の運営の方針等を定めた安全管理規程を定め、国土交通大臣に届け出ることを求めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
安全管理規程に定める事項
安全管理規程に定める事項は、次のとおりです。
| 定める事項 | 対応する条 |
|---|---|
| 輸送の安全に関する基本的な方針 | 第2条 |
| 輸送の安全に関する目標と計画 | 第3条・第4条 |
| 安全統括管理者の職務と権限 | 第5条 |
| 安全管理体制 | 第6条 |
| 情報の伝達と共有 | 第7条 |
| 事故等の報告と是正 | 第8条 |
| 教育及び訓練 | 第9条 |
| 内部監査と見直し | 第10条・第11条 |
目標は、数字で立てる
安全管理規程で形だけになりやすいのが、目標の条です。 「事故ゼロを目指す」だけでは、達成できたかどうかを判断できません。
事故件数、事故率、重大事故の件数、点呼の実施率など、数えられる指標で目標を立ててください。前年の実績と比べる形にすると、進んだかどうかが分かります。
目標は毎年見直します。規程には目標そのものではなく、目標を定める手順を書くのが実務的です。数字を規程に書き込むと、毎年規程を改正することになります。
安全統括管理者の権限を、書いておく
安全統括管理者は、輸送の安全を統括する立場です。権限が書かれていないと、現場に対して指示できません。
書くのは、安全に関する事項について事業運営に意見を述べる権限、運行の中止を求める権限、必要な調査を行う権限の3つです。
安全統括管理者を解任するときの手続も書いておくと、恣意的な交代を防げます。事業者の代表者が兼務しない、という定めを置いている会社もあります。