運送業向け 運転者に対する指導監督の年間計画
指導監督の年間計画は、運転者への教育を1年ぶん先に組んでおく文書です。巡回指導や監査で、計画と記録の両方が確認されます。
指摘を受けるのは、記録はあるが計画がない場合です。やった記録だけがあっても、計画的に実施しているとは認められません。年度の初めに計画を作り、実施のたびに記録を残す、という順序が要ります。
このテンプレートは、告示が定める12の項目を月ごとに割り付けた計画表と、実施記録の欄をあわせて持つ形にしています。
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このテンプレートは誰向けですか
- 運送業で安全・事故対応の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
安全・事故対応の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 事業者名
- 営業所名
- 対象年度
- 作成者
- 1 年間の実施計画
- 2 実施の方法
- 3 実施の記録
- 4 特別な指導(該当者が出たときに実施)
- 5 特別な指導の記録
- 6 適性診断の受診計画
- 7 計画の見直し
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 運転者に対する指導及び監督の年間計画 【記入例】 | |
| 事業者名 | ○○運輸株式会社 |
| 営業所名 | 東京営業所 |
| 対象年度 | 令和8年度(令和8年4月から令和9年3月) |
| 前文 | この計画は、貨物自動車運送事業輸送安全規則及び国土交通省告示に基づき、当営業所の運転者に対して行う指導及び監督について、… |
| 見出し | 内容 |
| 1 年間の実施計画 | 月・扱う項目・実施の方法・時間 |
| 2 実施の方法 | 集合による教育は、月1回、全運転者を2班に分けて実施する。 |
| 3 実施の記録 | 実施のたびに次の記録を作成し、3年間保存する。 |
| 4 特別な指導(該当者が出たときに実施) | 区分・対象・時間の目安・時期 |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 9 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- 貨物自動車運送事業輸送安全規則及び「貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針」は、運転者に対して継続的かつ計画的に指導及び監督を行い、その記録を3年間保存することを求めています。
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
指導監督で扱う12の項目
指導監督で扱う12の項目は、次のとおりです。年間の計画に、すべてを含めます。
| 項目 |
|---|
| 1 事業用自動車を運転する場合の心構え |
| 2 事業用自動車の運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項 |
| 3 事業用自動車の構造上の特性 |
| 4 貨物の正しい積載方法 |
| 5 過積載の危険性 |
| 6 危険物を運搬する場合に留意すべき事項 |
| 7 適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況 |
| 8 危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法 |
| 9 運転者の運転適性に応じた安全運転 |
| 10 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法 |
| 11 健康管理の重要性 |
| 12 安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法 |
12項目を、月ごとに割り付ける
年間計画で大事なのは、12項目を年度内に一巡させることです。 毎月同じ内容を繰り返している計画は、計画的とは言えません。
季節に合わせて配置すると、内容が身につきやすくなります。梅雨の前に危険予測、冬の前に路面状況、繁忙期の前に健康管理、という形です。
1回あたりの時間も書いてください。「30分」「60分」と決めておくと、朝礼のついでで済ませることを防げます。
特別な指導は、計画と別に管理する
新たに雇い入れた運転者、事故を惹起した運転者、高齢の運転者への指導は、年間計画とは別の枠組みです。該当者が出たときに実施するものなので、計画表に組み込むと管理できません。
このテンプレートでは、年間計画の表とは別に、特別な指導の記録欄を設けています。誰に、いつ、何時間実施したかを記録してください。
適性診断の受診も、あわせて管理します。初任、適齢、特定の3つがあり、それぞれ対象と時期が違います。