運行管理法令確認あり

運送業向け 点呼記録簿テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年9月15日 / 全14項目

点呼は、運行管理者が運転者と直接向き合って行う確認です。乗務前は「これから安全に運行できる状態か」、乗務後は「何事もなく戻ったか」を確認します。

記録に残すべき項目は決まっています。点呼を行った者と受けた者、点呼の日時と方法、酒気帯びの有無、疾病・疲労・睡眠不足その他安全な運転をすることができないおそれの有無、日常点検の状況、そして指示した事項。保存期間は1年間です。

このテンプレートは、乗務前と乗務後を1行にまとめ、1日1行で積み上げていく形にしています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 対面点呼の記録を毎日残している運行管理者の方
  • 点呼記録簿の記載事項に漏れがないか確認したい方
  • IT点呼や電話点呼を併用していて記録の形に迷う方

どのような場面で使いますか

乗務前・乗務後の点呼のたびに記入します。巡回指導で最初に確認される書類のひとつで、1年間の保存が求められます。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 日付
  • 運転者名
  • 車両番号
  • 【前】時刻
  • 【前】方法
  • 【前】酒気帯び
  • 【前】健康・疲労睡眠不足
  • 【前】日常点検
  • 【後】時刻
  • 【後】方法
  • 【後】酒気帯び
  • 【後】車両・道路運行の状況
  • 指示事項
  • 実施者

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

点呼記録簿.xlsx — 記入例の一部
点呼記録簿 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年月2026年8月
点呼で異常があったときにすること(点呼に入る前に読む)
異常なし … そのまま乗務させる。
条件を付けて乗務 … 軽い疲労、睡眠が少し足りない、渋滞や工事の情報がある。休憩の取り方や経路を指示し、指示事項の欄に書く。
乗務させない … 酒気帯びが検出された、体調不良、睡眠不足が明らかなとき。乗務させず、交代の要員を手配する。下の記録に書く。
酒気帯びが検出されたときは、数値にかかわらず乗務させない。運行の都合で判断を変えない。
体調や睡眠を本人が申し出やすいようにする。申し出たことで不利にしない、と先に伝えておく。
乗務させなかった件は、翌日以降どうしたかまで書く。交代要員の手配と、本人が復帰した日を残す。
日付運転者名車両番号【前】 時刻【前】 方法【前】 酒気帯び【前】健康・疲労 睡眠不足【前】 日常点検【後】 時刻【後】 方法【後】 酒気帯び【後】車両・道路 運行の状況指示事項実施者
8/3山田 太郎品川100か12-346:20対面0.00 なし良好異常なし17:15対面0.00 なし異常なし国道1号の工事帯に注意佐藤
8/4山田 太郎品川100か12-346:15対面0.00 なし良好異常なし18:45対面0.00 なし首都高で渋滞30分長距離のため休憩を確実に佐藤
8/5鈴木 次郎品川100か56-785:50電話0.00 なし良好異常なし19:20電話0.00 なし異常なし宿泊地から直行のため運行指示書を携行佐藤
8/6山田 太郎品川100か12-346:30対面0.00 なし良好異常なし15:55対面0.00 なし荷主都合で待機50分待機が続くようなら報告すること佐藤
説明記入用記入例A3印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A3に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A3印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 18 KB
更新日2026年9月15日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。事業所名・年月・運行管理者などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A3印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 貨物自動車運送事業輸送安全規則第7条は、乗務前・乗務後の点呼の実施と記録、その1年間の保存を求めています。記録すべき事項は同条および関係通達に定められていますが、様式は定められていません。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

点呼記録簿で乗務前と乗務後を1行にした理由

点呼記録を「乗務前」「乗務後」で別々の表にすると、片方だけ記録が残る日が必ず出ます。1行に両方の欄を持たせておくと、埋まっていない欄がそのまま「点呼の抜け」として目に見えます。

巡回指導で指摘が多いのも、点呼の未実施そのものより「記録の欠落」です。実施していたのに記録が無い、という状態は、実施していないのと同じ扱いになります。

点呼での酒気帯び確認の記録

運送事業者では、アルコール検知器を用いた確認が求められています。記録には、確認の結果(数値または有無)に加えて、どの検知器を使ったかが分かるようにしておくと、機器の管理記録とつながります。

対面でできない場合の点呼(電話等)については、実施方法の欄に「電話」と明記し、あわせて運行指示書の作成が必要かどうかを確認してください。

点呼記録簿の記入例の見方

配布ファイルの「記入例」シートには、対面点呼と電話点呼の両方の例を入れています。電話点呼の行では、実施方法の欄と指示事項の欄の書き方が変わります。

点呼記録簿の保存期間は1年

点呼記録簿の保存期間は1年間です。日付順にファイリングしておけば足りますが、乗務員別に集計したい場合は、月末に乗務員ごとの実施回数を数えておくと、運転者への指導の記録とあわせて使えます。

点呼記録簿と運転日報を突き合わせる

月末に、点呼記録の行数と運転日報の記入日数を数えてください。数が合わない日が、記録の抜けです

合わない原因はだいたい3つです。

  • 帰庫が遅く、乗務後点呼の記録だけ書き忘れた
  • 直行直帰で、点呼はしたが記録が後回しになった
  • 日報が提出されていない(点呼はしている)

どれも「実施していない」のではなく「記録が追いついていない」状態です。月末に見つければその場で直せますが、1年後に見つけても直せません

点呼補助者に任せられる範囲

運行管理者が24時間常駐できる事業所は多くありません。補助者を選任して点呼の一部を行わせる仕組みがありますが、すべてを任せられるわけではありません

補助者が行える点呼の範囲や、運行管理者自身が行うべき割合の考え方は制度で定められています。自社の体制が要件を満たしているかは、所管の運輸支局にご確認ください。記録上は、誰が実施したかが分かるよう実施者欄を氏名で埋めてください。

異常があったとき、乗務させていいのか

点呼でいちばん重いのがここです。配車は決まっていて荷主も待っている。この状態で乗務を止められるかどうかが、点呼が機能しているかどうかの分かれ目になります。

この様式では、点呼で異常があったときにすることを表の中(見出しの上)に置いています。

判定状態そのときすること
異常なし問題なしそのまま乗務させる
条件を付けて乗務軽い疲労、道路の情報休憩の取り方や経路を指示し、指示事項に書く
乗務させない酒気帯び・体調不良・睡眠不足乗務させず、交代の要員を手配する

酒気帯びが検出されたときは、数値にかかわらず乗務させません。運行の都合で判断を変えない、と先に決めておきます。

乗務させなかったあと、どうしたか

表の下に「異常があったときの記録」を置いています。点呼で確認した内容、乗務させたかどうか、誰にいつ連絡したか、交代要員の手配、確認者と乗務に戻した日までを1行でたどれます。

乗務させなかった日で記録を止めません。その日の配車をどうしたか、本人がいつ乗務に戻ったかまで残します。体調や睡眠を申し出やすくするには、申し出たことで不利にしない、と先に伝えておくことが要ります。

よくある質問

点呼は必ず対面で行う必要がありますか。

対面が原則です。運行上やむを得ない場合に電話その他の方法によることが認められていますが、その場合も記録は必要で、実施方法を記録に残します。所属営業所の運用については所管の運輸支局にご確認ください。

運行管理者が不在の時間帯はどうすればよいですか。

補助者を選任して点呼の一部を行わせる仕組みがあります。誰が点呼を行ったかを記録に残せるよう、テンプレートには実施者の欄を設けています。

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