運行管理法令確認あり

運送業向け 巡回指導 自主点検チェックリスト

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年9月15日 / 全7項目

巡回指導の通知が来てから書類を作り始めると、間に合いません。作った書類は見れば分かります。

このチェックリストは、通知が来る前に、自分で自分を見るためのものです。四半期に一度、30分かけて上から順に見ていけば、指摘される項目はほとんど自分で見つかります。

指摘が多いのは「書類が無い」ことよりも「あるが記録が欠けている」ことです。だからこのリストは、書類の有無だけでなく記録の抜けを探す欄を持たせています。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 巡回指導の通知が届いて準備を始めた方
  • 当日までに揃える書類を一覧で確認したい方
  • 自主点検を定期的に行う運用にしたい方

どのような場面で使いますか

巡回指導の前に自社で点検するときと、年に一度の自主点検で使います。指摘されやすい項目から順に並べてあります。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • No.
  • 確認する書類・項目
  • 書類の有無
  • 判定
  • 直近3か月の欠落件数
  • 欠落の内容・原因
  • 対策と期限

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

巡回指導 自主点検チェックリスト.xlsx — 記入例の一部
巡回指導 自主点検チェックリスト 【記入例】
営業所名○○運輸株式会社 東京営業所
点検日2026年8月21日
判定の付け方と、そのとき何をするか(点検に入る前に読む)
○ できている … 3か月分をめくって欠落0。根拠を「欠落の内容・原因」に一言書く。
△ 一部欠落 … 書類はあるが抜けがある。欠落の件数と原因を書き、対策と期限を入れる。
× 未整備 … 書類そのものが無い、または運用していない。対策と期限を入れ、次回まで持ち越さない。
△・×には必ず対策と期限を書く。書かないと次回も同じ状態で残る。
期限が過ぎた項目は消さない。次回の点検で最初に見る。
点検する人は、その書類を作っている本人以外にする。作った本人は、自分の抜けを見つけにくい。
No.確認する書類・項目書類 の有無判定直近3か月の 欠落件数欠落の内容・原因対策と期限
1点呼記録簿(乗務前・乗務後)4乗務後の記録が4日分未記入。帰庫が遅い日に集中9月末までに帰庫時の提出手順を掲示
2乗務等の記録(運転日報)0
3運行指示書0
4乗務員台帳22名の健康診断欄が前年のまま9/10までに更新
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 15 KB
更新日2026年9月15日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。営業所名・点検日・点検者などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • このチェックリストは、適正化事業実施機関が用いる巡回指導の項目そのものではありません。輸送安全規則等で求められる記録の整備状況を、事業者が自ら確認するために整理した参考様式です。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

巡回指導チェックリストの使い方

四半期に一度、次の順で確認します。

  1. 各項目の「書類の有無」を確認する
  2. 直近3か月分をめくり、記録の欠落を数える
  3. 欠落があった項目は、原因と対策を右端に書く
  4. 次回の確認日を決める

2番が要点です。 綴じてあるだけで安心してしまうと、乗務後の点呼記録だけが抜けている、といった状態に気づけません。

巡回指導で書類を見る順番

巡回指導で書類を見る順番は、おおむね次のとおりです。

見るもの抜けやすいところ
1点呼記録簿乗務後の記録、実施者名、電話点呼の方法欄
2乗務等の記録(日報)休憩の時刻、該当なし欄の斜線
3運行指示書変更があった日の正本への追記
4乗務員台帳免許の有効期限、健康診断・適性診断の更新
5指導監督の記録特別な指導(事故惹起・新規雇入)の実施
6点検整備記録簿定期点検の実施日と次回予定
7事故の記録再発防止策の欄が空のまま

自主点検の判定は3段階にする

○×の2択にすると、「だいたいできている」が○に寄ります。○(できている)/△(一部欠落)/×(未整備)の3段階にして、△を必ず拾ってください。改善は△から始まります。

自主点検の記録の残し方

このチェックリスト自体も残しておくと、前回からの改善が見えます。巡回指導の当日に「四半期ごとに自主点検しています」と実物を出せると、対応の印象がまったく違います。

前回の自主点検と比べる

2回目からが本番です。ヘッダーに前回の点検日を書く欄を設けているのは、前回の△と×がどうなったかを見るためです。

見るのは3つです。

  1. 前回の×が○になっているか(なっていないなら、対策が実行されていない)
  2. 前回○だった項目が△に落ちていないか(運用が緩んでいる兆候)
  3. 欠落件数が減っているか

同じ項目が3回続けて△なら、対策の立て方が間違っています。 「気をつける」ではなく、手順や掲示物を変える対策に切り替えてください。

自主点検は誰がやるか

運行管理者が自分で点検すると、自分の担当領域に甘くなります。可能なら、点呼を担当していない人(事務職や別の営業所の管理者)に見てもらってください。

小規模で分担できない場合は、判定の根拠を必ず書く運用にします。「○」だけでなく「3か月分めくって欠落0」と書けば、見た証拠が残ります。

自主点検の頻度は四半期に一度

四半期に一度を目安にしています。直近で指摘を受けた項目がある場合や、運行管理者が交代した直後は、月次で見る運用に切り替えてください。

○△×を、誰が見ても同じに付ける

判定の記号は、意味を決めておかないと人によってずれます。この様式では、判定の付け方を表の中(見出しの上)に置いています。

判定状態そのときすること
できている3か月分をめくって欠落0。根拠を一言書く
一部欠落欠落の件数と原因を書き、対策と期限を入れる
×未整備対策と期限を入れ、次回まで持ち越さない

期限が過ぎた項目は消しません。消すと、直ったのか諦めたのかが分からなくなります。次回の点検で最初に見る形にしておきます。

いちばん下に、点検者・確認した別の担当者・事業所の責任者の欄があります。点検する人は、その書類を作っている本人以外にします。作った本人は、自分の抜けを見つけにくいためです。

よくある質問

巡回指導の実際の項目と同じですか。

同じではありません。実施機関が用いる項目そのものではなく、輸送安全規則等で求められる記録の整備状況を自社で確認するために整理したものです。正式な項目は所属する適正化事業実施機関にご確認ください。

どのくらいの頻度でやるべきですか。

四半期に一度を目安にしています。運転者数が多い事業所や、直近で指摘を受けた項目がある場合は、月次で見る運用もあります。

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