運送業向け 事故発生時の対応手順
事故発生時の対応手順は、乗務中に事故が起きたときに、運転者と営業所が何をどの順でやるかを決めておく文書です。
事故対応で失敗が起きるのは、運転者が現場で1人になるからです。動転している状態で判断を求めると、示談してしまう、相手の連絡先を聞き忘れる、といったことが起こります。
このテンプレートは、運転者が乗務中に携行できる大きさの手順と、営業所側の手順を分けて書いた形にしています。
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このテンプレートは誰向けですか
- 運送業で安全・事故対応の書類を作成している方
- 担当になったばかりで、まず使える様式が欲しい方
- 今使っている様式を見直す参考にしたい方
どのような場面で使いますか
安全・事故対応の場面で使います。Wordで自社の内容に書き換えて使います。記入用・記入例・説明の3部が1つのファイルに入っているので、使うときは記入用だけを残してください。
含まれる項目
このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。
- 事業者名
- 営業所名
- 制定日
- 第1 運転者が現場で行うこと(この順に行う)
- 第2 現場で絶対にしてはいけないこと
- 第3 連絡先
- 第4 営業所が行うこと
- 第5 運転者に確認する事項
- 第6 記録として残すもの
- 第7 その後の手続
文書のプレビュー
実際のファイルの記入例ページです。
| 事故発生時の対応手順 【記入例】 | |
| 事業者名 | ○○運輸株式会社 |
| 営業所名 | 東京営業所 |
| 制定日 | 令和8年4月1日 |
| 前文 | この手順は、乗務中に事故が発生した場合に、運転者及び営業所が行うべき措置を定めるものである。運転者は、この手順の要点を記… |
| 見出し | 内容 |
| 第1 運転者が現場で行うこと(この順に行う) | 順・行うこと・要点 |
| 第2 現場で絶対にしてはいけないこと | 相手方に伝える言い方の例:「会社と保険会社が対応いたしますので、この場でのお話し合いはお控えさせてください。… |
| 第3 連絡先 | 連絡先・電話番号・受付時間 |
| 第4 営業所が行うこと | 順・行うこと・担当・目安 |
ファイル形式
| 形式 | Word(.docx) |
|---|---|
| 対応 | Microsoft Word 2016以降 / Googleドキュメント / LibreOffice Writer |
| 用紙 | A4縦・余白20mmで設定済み |
| 構成 | 本文 / 記入例 / 説明 |
| マクロ | 使用していません |
| ファイルサイズ | Word 約 10 KB |
| 更新日 | 2026年8月23日 |
| 利用料 | 無料(会員登録は不要です) |
入力方法
- 記入例と説明のページを削除します。ファイルの2ページ目以降が見本と説明です。使うときは1枚目だけを残してください。
- 枠で囲った基本情報を埋めます。事業所名・日付・作成者を先に入れておくと、後から版を追えます。
- 本文の「○○」を自社の内容に置き換えます。置き換え漏れがないか、保存前に「○」で検索してください。
- 自社に無い条や項目は、まるごと削除します。実態と違う条文を残すと、そこを指摘されます。
- 日付と署名欄を確認します。この2つが抜けていると差し戻しの原因になります。
カスタマイズ方法
- 条や項目の追加・削除は自由です。保護はかけていないため、自社の運用に合わせて書き換えられます。
- 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
- 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーに足してください。用紙はA4縦・余白20mmで設定してあります。
- 条番号を足し引きしたときは、本文中の「第○条に定める」という引用がずれていないかを確認してください。
利用上の注意
- このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
- 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
- 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。
書き方と運用のポイント
事故発生時の対応手順に書く事項
事故発生時の対応手順に書く事項は、次のとおりです。
| 段階 | 書くこと |
|---|---|
| 現場での措置 | 負傷者の救護、二次事故の防止 |
| 通報 | 警察・救急 |
| 営業所への報告 | 何を伝えるか |
| 現場での確認 | 相手の情報、目撃者 |
| やってはいけないこと | 示談、責任の断定 |
| 営業所の対応 | 保険・荷主・家族 |
| 記録 | 写真、メモ |
| その後の手続 | 報告書、診断書 |
現場でやってはいけないことを、先に書く
手順書には、やってはいけないことを目立つ位置に書いてください。 その場で示談しない、責任を認めない、金銭を渡さない。この3つです。
動転している運転者は、早く済ませたいという気持ちから、その場で解決しようとします。それが後で大きな問題になります。
「会社と保険会社が対応しますので、この場では示談されないようお願いします」という言い方を、手順書に例文として書いておくと、現場で使えます。
携行できる大きさにする
事務所のファイルにある手順書は、事故の現場では読めません。カード大に印刷して、車内に備え付ける運用にしてください。
書くのは、番号を打った8つ程度の行動と、連絡先です。それ以上を書くと読まれません。詳しい手順は営業所側の文書に置きます。
連絡先は、営業所、24時間の緊急連絡先、保険会社の事故受付の3つを書きます。保険証券番号も入れておくと、電話で聞かれたときに答えられます。