運送業向け 作業日報テンプレート

最終更新:2026年8月21日

運送会社の仕事は、運転だけではありません。荷役、仕分け、検品、構内の移動、伝票の処理。運転していない時間が、実は1日の半分近くを占めていることがあります。

運転日報はハンドルを握っている時間の記録です。倉庫作業や構内作業が多い会社では、それだけでは1日が説明できません。

この作業日報は、運転以外の作業を記録するためのものです。運転日報と分けることで、付帯作業に何時間かかっているかが初めて数字になります。

作業日報(付帯・構内作業).xlsx — 記入例の一部
作業日報(付帯・構内作業) 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年月2026年8月
日付開始終了時間作業区分場所荷主作業の内容人数備考
8/38:209:100:50荷積み川崎第2倉庫○○商事パレット12枚 フォークリフト1
8/311:4012:200:40荷降ろし横浜倉庫○○商事手降ろし 段ボール180箱1手積み手降ろし
8/317:1517:400:25事務東京営業所日報作成・伝票整理1
8/48:059:151:10荷積み大宮センター△△物流手積み 400箱2応援1名
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式
根拠・注意
作業日報は法令で定められた書類ではありません。ただし記録した作業時間は労働時間の把握に用いるため、出勤簿・拘束時間の記録と整合している必要があります。

なぜ分けるのか

まとめて1枚にすると、時間の内訳が消えます。

  • 運転日報だけ … 「9時間労働」としか分からない
  • 分けて記録 … 「運転5時間・荷役2時間・待機1時間・構内作業1時間」

この内訳が、荷主との交渉材料になります。 「手積み手降ろしで毎回2時間かかっている」と数字で言えれば、荷役料の話ができます。感覚では話が進みません。

何を記録するか

作業の種類は、自社の実態に合わせて決めてください。運送業でよくあるのは次のとおりです。

区分中身
荷積み・荷降ろし手積み/パレット/フォークリフト
仕分け・検品倉庫内での仕分け、数量確認
構内作業移動、入替え、洗車、清掃
待機荷主都合の待機(荷待ち時間記録簿にも記録)
事務伝票整理、日報作成、点呼待ち

待機を独立させておくのが要点です。 待たされた時間と、実際に手を動かした時間は、意味がまったく違います。

誰が書くか

作業をした本人が、その日のうちに書きます。開始と終了の時刻で書いてください。「約2時間」は後から検証できません。

作業が細切れになる日は、まとめて1行にして構いません。粒度を細かくしすぎると続きません。

拘束時間との関係

作業日報の時間は、すべて拘束時間に含まれます。運転していないから短い、ということはありません。

出勤簿・拘束時間管理表と数字が合っているかを、月末に確認してください。ここがずれていると、どちらが正しいのか分からなくなります。

3か月ためて見る

作業の種類ごとに合計時間を出してみてください。想定より大きい区分が必ず1つあります。 それが改善の入口です。

手積み手降ろしが多いならパレット化の交渉、構内移動が多いなら動線の見直し、待機が多いなら荷主との条件交渉。どれに手を付けるかを、記録が決めてくれます。

このテンプレートについてよくある質問

運転日報に欄を足すのではだめですか。

足しても構いませんが、日報の列が横に伸びてA4に収まらなくなります。倉庫作業が多い事業所ほど、分けた方が扱いやすくなります。

作業ごとに担当者が変わる場合はどう書きますか。

担当者の欄を行ごとに記入してください。同じ作業を複数人で行った場合は人数を書いておくと、延べ時間が出せます。

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