運送業向け 点呼記録簿テンプレート

最終更新:2026年8月21日

点呼は、運行管理者が運転者と直接向き合って行う確認です。乗務前は「これから安全に運行できる状態か」、乗務後は「何事もなく戻ったか」を確認します。

記録に残すべき項目は決まっています。点呼を行った者と受けた者、点呼の日時と方法、酒気帯びの有無、疾病・疲労・睡眠不足その他安全な運転をすることができないおそれの有無、日常点検の状況、そして指示した事項。保存期間は1年間です。

このテンプレートは、乗務前と乗務後を1行にまとめ、1日1行で積み上げていく形にしています。

点呼記録簿 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年月2026年8月
日付運転者名車両番号【前】 時刻【前】 方法【前】 酒気帯び【前】健康・疲労 睡眠不足【前】 日常点検【後】 時刻【後】 方法【後】 酒気帯び【後】車両・道路 運行の状況指示事項実施者
8/3山田 太郎品川100か12-346:20対面0.00 なし良好異常なし17:15対面0.00 なし異常なし国道1号の工事帯に注意佐藤
8/4山田 太郎品川100か12-346:15対面0.00 なし良好異常なし18:45対面0.00 なし首都高で渋滞30分長距離のため休憩を確実に佐藤
8/5鈴木 次郎品川100か56-785:50電話0.00 なし良好異常なし19:20電話0.00 なし異常なし宿泊地から直行のため運行指示書を携行佐藤

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ファイル形式
根拠・注意
貨物自動車運送事業輸送安全規則第7条は、乗務前・乗務後の点呼の実施と記録、その1年間の保存を求めています。記録すべき事項は同条および関係通達に定められていますが、様式は定められていません。

乗務前と乗務後を1行にした理由

点呼記録を「乗務前」「乗務後」で別々の表にすると、片方だけ記録が残る日が必ず出ます。1行に両方の欄を持たせておくと、埋まっていない欄がそのまま「点呼の抜け」として目に見えます。

巡回指導で指摘が多いのも、点呼の未実施そのものより「記録の欠落」です。実施していたのに記録が無い、という状態は、実施していないのと同じ扱いになります。

酒気帯びの確認について

運送事業者では、アルコール検知器を用いた確認が求められています。記録には、確認の結果(数値または有無)に加えて、どの検知器を使ったかが分かるようにしておくと、機器の管理記録とつながります。

対面でできない場合の点呼(電話等)については、実施方法の欄に「電話」と明記し、あわせて運行指示書の作成が必要かどうかを確認してください。

記入例の見方

配布ファイルの「記入例」シートには、対面点呼と電話点呼の両方の例を入れています。電話点呼の行では、実施方法の欄と指示事項の欄の書き方が変わります。

保存期間

1年間です。日付順にファイリングしておけば足りますが、乗務員別に集計したい場合は、月末に乗務員ごとの実施回数を数えておくと、運転者への指導の記録とあわせて使えます。

このテンプレートについてよくある質問

点呼は必ず対面で行う必要がありますか。

対面が原則です。運行上やむを得ない場合に電話その他の方法によることが認められていますが、その場合も記録は必要で、実施方法を記録に残します。所属営業所の運用については所管の運輸支局にご確認ください。

運行管理者が不在の時間帯はどうすればよいですか。

補助者を選任して点呼の一部を行わせる仕組みがあります。誰が点呼を行ったかを記録に残せるよう、テンプレートには実施者の欄を設けています。

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