運送業向け 運行記録計の記録整理表

最終更新:2026年8月21日

運行記録計(タコグラフ)の記録は、1年間の保存が義務です。ところが、実務では最も散逸しやすい記録でもあります。

アナログなら円形のチャート紙、デジタルならデータ。どちらも「車の中にある」状態から回収して保管するまでの間に抜けます。回収を忘れた月があっても、気づくのは指摘されたときです。

この表は、チャートやデータそのものを置き換えるものではありません。「どの車の・いつの記録が・どこにあるか」を月単位で確認するための管理表です。

運行記録計(タコグラフ)記録整理表.xlsx — 記入例の一部
運行記録計 記録整理表 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年度2026年度
車両番号装着 義務記録の形4月5月6月7月8月9月保管場所確認日備考
品川100か12-34対象デジタコ運行管理システム(クラウド)2026/08/03保存期間3年に設定
品川100か56-78対象デジタコ運行管理システム(クラウド)2026/08/03
品川100か34-56対象アナログ書庫3段目 車両別封筒2026/08/036月分は1日分が破損。備考に記録
品川100か78-90対象アナログ書庫3段目 車両別封筒2026/08/03
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式
根拠・注意
貨物自動車運送事業輸送安全規則第9条は、一定の事業用自動車について運行記録計により記録し、その記録を1年間保存することを求めています。装着義務の対象は車両総重量等により定められています。

何を管理するか

記録そのものではなく、記録の所在と欠落を管理します。

  • 対象車両(装着義務のある車か)
  • 月ごとの記録の有無
  • 保存の形(チャート紙/データ)
  • 保管場所(棚・フォルダ・クラウド)
  • 確認者と確認日

「有無」を月ごとにマス目で持つのが要点です。 空白のマスが、そのまま欠落になります。

装着義務の対象を最初に決める

すべての事業用自動車に義務があるわけではありません。車両総重量等による基準があります。自社のどの車が対象かを最初に確定させ、この表の対象欄に印を付けてください。

対象外の車を含めて管理しても構いませんが、対象なのに表に載っていない車があると、そこが穴になります。判断に迷う車両は所管の運輸支局に確認してください。

デジタコの場合

データがクラウドやサーバーにある場合も、保存の責任は事業者にあります

  • 保存期間の設定が1年以上になっているか
  • 契約を切り替えたとき、過去データが引き継がれるか
  • 退職者・売却車両のデータが消えていないか

3つ目が抜けやすい部分です。車両を手放すときに、その車のデータを吸い出しているかを確認してください。

日報・拘束時間との関係

タコグラフは「実際にどう走ったか」の一次記録です。運転日報拘束時間管理表の記載と食い違うことがあります。

食い違ったときは、タコグラフが事実です。日報の書き間違いか、記憶で書いたかのどちらかなので、書き方の指導につなげてください。

月次で確認する

月初に前月分を回収し、この表に○を付ける。5分の作業です。

四半期に一度まとめてやろうとすると、必ず抜けます。 車内に残ったチャート紙は、汚れたり破れたりして読めなくなります。

このテンプレートについてよくある質問

デジタコならこの表は不要ですか。

データの保存自体は自動でも、「どの車のどの期間が保存されているか」を人が把握していないと、欠落に気づけません。契約変更や車両入替のときに抜けが出ます。

チャート紙はどう保管しますか。

車両ごと・月ごとに封筒などにまとめ、年月と車両番号を明記して保管している事業所が多くあります。1年を過ぎたものはまとめて処分できるよう、年単位で分けておくと管理が楽になります。

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