運送業向け 燃料・燃費管理表テンプレート

最終更新:2026年8月21日

燃料費は、運送業の変動費で最も大きい部分です。それなのに、車両ごとの実燃費を出していない事業所は珍しくありません。

理由は単純で、給油伝票が現場に散らばっているからです。カード明細は月末にまとめて来るので、その時点では誰がどう走ったか思い出せません。

このテンプレートは、給油のたびに1行書くだけで、車両別・乗務員別の実燃費が出る形にしています。

燃料・燃費管理表.xlsx — 記入例の一部
燃料・燃費管理表 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年月2026年8月
給油日車両番号乗務員オド メーター前回からの 走行(km)給油量 (L)満タン実燃費 (km/L)単価 (円/L)金額 (円)1kmあたり 燃料費(円)給油所・備考
2026/08/03品川100か12-34山田 太郎82,318601488,880基準点(満タン)
2026/08/07品川100か12-34山田 太郎83,041723927.8614813,61618.8
2026/08/11品川100か12-34山田 太郎83,829788997.9614714,55318.5
2026/08/05品川100か56-78鈴木 次郎54,120640887.2714813,02420.4
説明記入用記入例A4印刷用

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ファイル形式
根拠・注意
燃料・燃費の記録は法令で定められた書類ではありません。ただし省エネ法に基づくエネルギー使用量の報告が必要な事業者では、その基礎資料になります。

満タン法で出す

正確な実燃費を出す方法は1つです。満タンにして、次に満タンにするまでの走行距離を給油量で割る。

必要なのは3つだけです。

  1. 給油日のオドメーター
  2. 給油量(L)
  3. 満タンにしたかどうか

満タンにしなかった回は燃費の計算から外し、給油量だけ足します。ここを混ぜると数字が暴れます。

車両別と乗務員別を分けて見る

同じ車でも、運転する人で燃費は変わります。逆に、同じ人でも車が違えば変わります。両方で見ないと、原因が車なのか運転なのか分かりません。

見え方疑うこと
特定の車だけ悪い整備(タイヤの空気圧・エアクリーナ・噴射系)
特定の人だけ悪い運転の癖(急加速・アイドリング・高回転)
全体が同時に悪化季節(冬場の暖機)・積載量・経路の変化

悪化に気づく目安

前月比で10%以上落ちた車両は、整備を疑ってください。タイヤの空気圧不足だけで数%は変わります。日常点検表で空気圧の指摘が続いていないかも合わせて見ます。

原価につなげる

燃費が出ると、1kmあたりの燃料費が出ます。

軽油単価 ÷ 実燃費 = 1kmあたりの燃料費。これが分かると、運賃交渉のときに「この距離ならいくらかかるか」を数字で言えます。感覚で「厳しい」と言うより通ります。

記入は給油の直後に

伝票をためてから入力すると、オドメーターの値が分からなくなります。給油のたびにその場でメモするか、伝票にオドメーターを書き込む運用にしてください。

このテンプレートについてよくある質問

燃料カードの明細から作れますか。

給油日・給油量・単価は取れますが、オドメーターは含まれません。実燃費を出すには走行距離が要るため、現場での記録が必要です。

アイドリングストップの効果は測れますか。

この表の粒度では、月ごとの平均燃費の変化として現れます。運転の癖まで細かく見るには、運行記録計やデジタコのデータが要ります。

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