配車・輸送法令確認あり

運送業向け 荷待ち時間記録簿テンプレート

Excel(.xlsx) / PDF(印刷用) / 最終更新:2026年8月21日 / 全13項目

荷待ちは、記録すると数字になります。数字になると、はじめて交渉の材料になります。

一定規模以上の車両については、荷主都合の待機が発生したとき、その情報を乗務等の記録に残す必要があります。ただ、日報の1行に書き込むだけでは、荷主ごとにどれだけ待たされているかは見えません。

このテンプレートは日報とは別に、荷待ちだけを抜き出して積み上げる表です。3か月ためると、待たせている取引先がはっきり出ます。

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このテンプレートは誰向けですか

  • 荷待ち時間の記録が必要になった事業者の方
  • 荷主との交渉に使える材料を集めたい方
  • 待機の実態を数字で示したい方

どのような場面で使いますか

荷待ちや荷役が発生したときに記入します。積み重ねた記録は、条件の見直しを申し入れるときの根拠になります。

含まれる項目

このテンプレートには、次の項目が入っています。不要な項目は削除して構いません。

  • 日付
  • 運転者
  • 車両番号
  • 荷主名
  • 場所
  • 区分
  • 到着
  • 作業開始
  • 作業終了
  • 出発
  • 待機時間
  • 荷役時間
  • 待機の理由

Excel画面のプレビュー

実際のファイルの記入例シートです。

荷待ち時間記録簿.xlsx — 記入例の一部
荷待ち時間記録簿 【記入例】
事業所名○○運輸株式会社 東京営業所
年月2026年8月
日付運転者車両番号荷主名場所区分到着作業 開始作業 終了出発待機 時間荷役 時間待機の理由
8/3山田 太郎品川100か12-34○○商事川崎第2倉庫積込7:408:209:109:200:400:50前の車両の荷役待ち
8/4山田 太郎品川100か12-34△△物流大宮センター積込7:309:1510:0510:151:450:50入場ゲートの順番待ち
8/5鈴木 次郎品川100か56-78○○商事横浜倉庫荷卸12:1012:2013:0013:050:100:40
8/6山田 太郎品川100か12-34△△物流大宮センター積込7:358:259:159:250:500:50検品待ち
説明記入用記入例A4印刷用

無料でダウンロード

ファイル形式

形式Excel(.xlsx) / PDF(印刷用)
対応Microsoft Excel 2016以降 / Googleスプレッドシート / LibreOffice Calc
用紙A4に収まるよう印刷範囲を設定済み
シート説明 / 記入用 / 記入例 / A4印刷用
マクロ使用していません
ファイルサイズExcel 約 14 KB
更新日2026年8月21日
利用料無料(会員登録は不要です)

入力方法

  1. 上部の基本情報を埋めます。事業所名・年月などの欄を先に入れてください。
  2. 使わない列を削除します。自社で記入しない項目は、残しておくと空欄が並ぶだけになります。
  3. 1行に1件ずつ記入します。記入例シートを見ながら書くと、書き方が揃います。
  4. 気づいたことは備考に残します。後から見返したときに、数字だけでは分からない事情が伝わります。
  5. 区切りのよいところでファイルを分けて保存します。月ごと・工事ごとに分けると、後から探せます。

カスタマイズ方法

  • 項目の追加・削除は自由です。ロックはかけていないため、自社の運用に合わせて変更できます。
  • 提出先から様式の指定がある場合は、指定された様式が優先されます。この様式は、指定が無い場面や下書きとしてお使いください。
  • 会社名やロゴを入れる場合は、ヘッダーの行に足してください。印刷範囲は自動で調整されます。
  • A4印刷用シートは、手書きで記入する前提で行を高くしてあります。列を増やしたときは、印刷範囲の確認をおすすめします。

利用上の注意

ご利用の前にお読みください
  • 貨物自動車運送事業輸送安全規則は、車両総重量が一定以上の事業用自動車について、荷主の都合により待機した場合の場所・到着時刻・待機終了時刻等を乗務等の記録に記載することを求めています。
  • このテンプレートは、法令が求める記載事項と、実務で求められることが多い項目を整理した参考様式です。特定の団体が定めた様式そのものではありません。
  • 提出先から様式や記載事項の指定がある場合は、そちらが優先されます。
  • 法令の要件や金額の基準は改正で変わることがあります。判断の前に、所管の官庁等で最新の内容をご確認ください。

書き方と運用のポイント

荷待ち時間記録簿に書く4つの時刻

書くのは4つの時刻です。

時刻意味
到着荷主の指定場所に着いた時刻
作業開始荷積・荷卸を始めた時刻
作業終了荷積・荷卸を終えた時刻
出発その場所を出た時刻

待機時間=作業開始 − 到着。荷役時間=作業終了 − 作業開始。この2つを分けないと、「待たされた」のか「作業に時間がかかった」のかが区別できません。対策がまったく変わります。

荷待ち時間を荷主別に集計する

月末に荷主名で並べ替えて、待機時間を合計してください。1件あたりの平均待機時間が出ます。

  • 平均30分以内 … 通常の範囲
  • 平均1時間超 … 改善を申し入れる材料になる
  • 平均2時間超 … 運行計画そのものを組み直す必要がある

数字がないまま「いつも待たされる」と言っても話が進みません。「御社は8月に12回、平均1時間47分」と言えると、話が変わります。

荷待ち時間が拘束時間に与える影響

荷待ちは拘束時間に含まれます。待機が長い日は、労働時間が短くても拘束時間が上限に近づきます。拘束時間管理表と合わせて見てください。

荷待ち時間記録簿は誰が書くか

運転者が現場で書きます。あとから思い出して書くと、待機時間は必ず短く丸まります。スマートフォンのメモでも構わないので、その場で時刻を控える運用にしてください。

荷待ちの数字を荷主交渉に使うときの出し方

数字を出すときは、主観の言葉を混ぜないでください。

  • ×「御社はいつも待たせる」
  • ○「8月は12回うかがい、平均待機は1時間47分でした。他社様の平均は38分です」

比較対象を持っている点が効きます。自社の他の荷主の平均を並べると、「うちだけ長い」ことが相手にも見えます。

出すのは3か月分です。1か月では「たまたま忙しかった」で流されます。

荷主に何を求めるか

待機を減らす方法は、荷主側に3つあります。求めるものを決めてから話してください。

  1. 予約時間枠の設定(到着時刻を分散させる)
  2. バースの増設・運用改善(構内の詰まりを解消する)
  3. 待機料の支払い(減らせないなら対価をもらう)

1が最も実現しやすく、3は契約の話になります。いきなり3を出すと交渉が止まります

荷待ち時間の記録を社内で使う

同じ荷主でも、担当する運転者によって待機時間が違うことがあります。到着が早すぎて順番待ちの列に並んでいる、という場合です。

記録を運転者別にも見て、到着時刻を30分ずらすだけで解決するなら、それは配車の調整で済みます。

よくある質問

すべての車両で記録が必要ですか。

車両総重量等による適用の範囲があります。自社の車両が対象かどうかは所管の運輸支局にご確認ください。対象外でも、条件交渉の材料として記録している事業者は多くあります。

日報に書けば、この表は不要ですか。

法令上の記録としては日報への記載で足ります。この表は荷主別に集計して交渉に使うためのものです。

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